輸入青果速報

輸入青果速報

野菜・果実輸入の現場から
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2012年(下)

 国を指導するのは勿論リーダーである。 しかし、その指導の是非につき、指導者なき無名のネットが即座に反応、指導者達の前にたちはだかる。 まるでダブルでリーダーが君臨しているかのようだ。 そして、選ばれたリーダー達は、この無名のネットの声を無視することは難しい。 僅か数センチ四方のチップが発信する意志は、数秒間で世界を駆ける。 つい数年前まで、リーダー達はこのようなネットの声に耳を傾ける必要などなかった。 しかし、これらを無視すると、ネットの声はリーダー達をその座から引きずり降ろし、逆襲する。

  一方、ネットの声に耳を傾けすぎると、衆愚に陥る危険性をはらむことも確かだろう。 2011年、2012年を境に、リーダー達は難しい舵取りを迫られる時代に入った。 日本は、我慢強いのか、飢えきっていないのか、去勢されたのか、ネットの声は静かなままだ。 その向こうには、^幸か不幸か^世界の潮流から押し出された他力本願、トコロテンような日本の現況が見え隠れする。 日本のリーダーも油断しきっていると、ネットから攻撃される場面も。
| sammy | 社会 | - | - |
2012年(上)
〜明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします〜

 昨年は、世界的なスケールで激動の一年だった。 東日本大震災、円高と慢性の病、デフレ。 猫の目政権は、喫緊を要する復興対策にも遅れ、デフレ問題などあさってに吹き飛んでしまったようだ。 海外も大きくゆれた。 米国の不景気と宿敵へのあだ討ち、ビンラデンの殺害。 これらを確認した後、中東から兵力を引き上げ、戦略を東南アジアにシフトした。 ところが、国内では富裕層への抗議デモ。 片や、欧州ではユーロ危機、アラブの春、プーチン政権への抗議デモ、タイの洪水、最後に独裁者死亡のニュースが入って、2011年は終わった。 

 これまで溜まっていた長年の澱(おり)が、一度に吹き出てきたありさまだ。 そして、迎えた2012年。  さらに厳しい年になるとの世評だが。  中国もなにやらきな臭い。 東南アジア諸国も、先進国が財政でつまずく事態では、その影響は避けられないだろう。 そして、台湾、ロシア、フランス、中国、米国、韓国で新しいリーダーが選ばれる。 新リーダーの何れもが、指導者としてダブルスタンダードに対峙する難しい時代に入っていることだ。
| sammy | 社会 | - | - |
東北大震災 − 原発には素人だが(この項おわり)

 福島原発事故で安全神話が崩れ、原発無用の議論が一部で起こった。 節電に気を配っているが、産業界を含む、我々の現在の生活は、電力に頼らなければ成り立たないことも事実である。 脱原発を目指すにしても、先ず、コストの面で、原発に代わる供給源を開発せねばならない。 毎年、加州で風力発電の脇をドライブしているが、風力と呼ぶくらいだから、起伏のある丘、それも広大な面積が必要だ。 ソーラに頼るにしても、需給比率はメインとなりえない。 これからの数十年、電力の何割かは原発に頼らざるをえないのではないか、との素人考である。 

 東京駅前に福島県物産販売店がある。 福島駅西口にもある。 福島を訪ねた帰りには、桃。 秋には、柿、新米などを購入しているが、家人と二人きりなので僅かな量だ。 この件のみ自分の担当だが、福島産にコシヒカリがあるのを初めてしった。 美味である、新潟産にも負けないのではないか。 ただ、出荷停止とかOKとか、新聞が騒ぐので、気になることは確かだが。 残留農薬でモルモットとしての自分の体験から、安全線量にも五分の自負が。 
| sammy | 社会 | - | - |
東北大震災 − チェルノブイル原発事故
                
 1986年に事故が突発してから、今年で25年目。 この事故の後、厚生省は^ウラル山脈の西側で収穫される農産物を輸入する際、関係国の公的原子力機関が発行する証明書を添付^することをを義務ずけた。 ウラル山脈の西といっても、北から南まで多くの国が含まれる。 現場からの距離は日本列島を縦にしたより離れているが、地中海沿岸のトルコもその国の一つに入るというのだ。 当時、トルコから松茸を輸入していたが、到着する貨物に証明書を添付していた。 事故から十年以上たつ。 

 のに^なぜ^と思っていたが、消滅期間の長いセシウムが関わっていること、そして野生の菌茸類は汚染されやすい傾向にあることも、福島原発事故から知った。 ただし、一度も、違反で積み戻すようなことはなかった。 だが、25年前のこの法令が現在も続いているのだ。 震災後、政府は日本の食品の輸入にたいし放射能の安全性をアピールするが、これでは、輸入をする側も納得すまい。  TPPと同様、外交は互恵的(RECIPROCAL)関係が基本。 この姿勢は片手落ちではないか。 互恵なら互恵らしく。
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東北大震災 − ホルミシス効果

 月刊誌「歴史通」11月号で、茂木弘道氏は、ラッキー博士(ミズリー大学名誉教授)の放射能に関するホルミシス効果を紹介している。 生物に有害な作用をもたらすものも、少量ならよい効果をもたらすことをホルミシス効果、と呼ぶことを初めて知った。  原爆を落とした米国籍の博士ゆえ、斜めに構えていたが、論文を読み進むうちに、その内容に確信を得たとのことである。 博士は、当初、NASAで宇宙飛行士の健康チェックをしていたが、そのデーターから、出発時よりも帰還時のほうが良くなっている事実を知見、ホルミシス効果へのヒントを得た。 

 さらに、広島、長崎の被曝生存者の追跡調査でも、100ミリシーベルト以下の被曝の場合、癌発病率は一般平均値より低い、との調査結果を得る。 このような科学的根拠のある説ならば、なぜ、国際的な支持をえられないのかとの疑問が湧くが、茂木氏の解説では、学者の世界は権威主義に支配され、まともな論が認められない場合もありうるとのことだ。 放射能には素人でコメントできないが、関心を抱くなら賛否にかかわらず、一読する価値あるかも。
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東北大震災 − 松茸山、沢水と免疫力
                       
 人間なら誰もが、体力に強い弱いの差があることは認める。 この差は、体内に侵入する異物への、各々が持つ免疫力の働きに負うところがおおきい。 この免疫力にも、個人差があることは誰もが認めていることだ。 だから、放射線量、残留農薬基準値を定める場合など、幼児を含む、一番体質の弱い者を対象に、それらを定めることには誰もが反対しない。 問題は、その基準値となる数値。 これは専門家に頼らざるをえないのだが、専門家の間でも意見が分かれる難問でもある。 マスコミは放射能汚染のニュースをヒステリックに流すが、同時に、この免疫力の報道も流さなければ片手落ち。 

 松茸山には、松茸狩りにあわせて、現地で松茸を頬張る店舗を兼ねる産地も多い。 当然、子供もやってくる。 山間なのでコンビニ店はない。 水がなくなると沢水に頼らざるをえない。 最近、この沢水で下痢をする大人や子供が多いという。 ペットボトルに頼りすぎ?、との現場の診立てだが、野外でも自活できる体力をやしなうのが必要ではないか。 清潔さも行き過ぎては、民族が消滅する未来も? 
 
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東北大震災 − 広島、被爆関係者の証言

 広島に原爆が投下された時、彼の母親はあのドームから約2キロの病院に勤務していた。 その二日後、父親も長崎で被爆したとのことである。 戦後、奇しき縁で二人は結ばれ、子供4人を授かった。 彼は次男。 現在、青果業を営み、まもなく定年を迎える。 長年の取引先でもある。 一度、山陽本線沿いの、生まれ育った、爆心地から2キロ弱の自宅跡にも案内してくれた。 元々、青果マンはざっくばらん、会話も直線的である。 失礼を返りみず、原爆にまつわるさまざまな質問をさせてもらった。

 今年、両親は共に90歳を迎え、孫に囲まれ、体力は衰弱しているが、シッカリした話ができるとのこと。 被爆患者だが、本人が持つ体力、気力が関係するのだろう。 これまで、癌などの大病はわずらっていないという。 両親の説明では、原爆で怖いのは、^直接あたる光^と^爆風^。 光は、皮膚にケロイド跡を残し、爆風で粉々になったガラスが筋肉に飛び込むと、治療は至難。 幸い、母親は太い円柱の陰にいて助かり、光と爆風にさらされた多くの仲間が犠牲になられた、とのことである。 
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東北大震災 − 広島、長崎の悪夢から
                          
 日本人なら誰でも放射能に関わりたくない、というのが本音だろう。  自分も同じだ。 方や、原発電力を使用している我々は、事故発生後、放射能問題と直面せざるをえない。 自分を含む我々は、原発の利便に浴するが、放射能にはズブの素人。 だが、素人は我々だけではない。 報道側のメディアやテレビがにわか仕込みの知識で、さまざまなニュースを垂れ流すのだから、放射能への不安はつのるばかりである。 専門家の間でも、まだ見解の統一がないというのに。 この構図は、残留農薬問題と似ていなくもない。 

 長年、青果物を輸入しているが、日本が定める残留農薬基準値を守るシェパード犬、として気を配ってきた。 学者ではないので、基準値を測定したり、薬害をチェックする専門的な能力は持ち合わせていない。 しかし、業者として、基準値以下を守るシェパード犬。 青果物の輸入では、収穫前の産地に入り味を吟味するモルモット、この二役を兼任してきた。 生産者の前で洗ってたべるなど、失礼なことはしていない。 幸いにも^今のところ^、癌の兆候を指摘されずにきているが。
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東北大震災 − 夜の賑わい、福島と仙台駅前
         
 僅か一泊ぐらいの滞在で語る資格はないが、しかし、短時間の滞在だからこそ、強い印象が脳裏に焼きつくこともある。 福島と仙台駅周りの夜の違いだ。 津波は太平洋岸の東北に大きな被害をもたらした。 しかし、福島県のそれは、特に日本人にとりトラウマの放射能が加わったので、その影響は計りしれない。 前日、仙台駅に隣接するホテルに泊まり、遅くまで駅中や駅付近をうろうろしたが、駅前広場には多くの若者がたむろ、駅中の店舗や食堂街もそれなりの人ごみだった。 震災前と変わぬ雰囲気だ。 

 福島でも、駅前のホテルに宿泊したが、宿泊客は少ない。 ロビーは閑散、従業員も手持ち無沙汰の様子。 チェックインの後、レンタカーの予約と食事をかね外出したが、6時というのに、往き交う人は少なく、仙台とはかなり異なる雰囲気。 節電しているのだろう、駅そのものも暗い。 予約の後、駅前の繁華街をうろつき食事をした。 8時ごろ、外にでたが、街路は静かで人影もまばらだ。 事情は判る。 だからこそ、「負けてたまるか!」の気魄で福島県は再興に向け立ち上がっててほしい。
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東北大震災 − 南相馬市に入って

 仙台を訪ねた後、福島駅前のホテルに一泊。 翌朝、駅前でレンタカーを借り、南相馬市から福島原発に向かった。 初めての土地では地図が頼り。 幸い、ナビ付きなので社員に南相馬市までの入力をたのんだ。 しかし、目的地を入れなければナビが反応しないという。 咄嗟に「南相馬市一丁目一番地」と返答したので、社員は怪訝な顔をしていた。 相馬市までは、国道か、県道か?、115号に沿い一本道。 途中、伊達市に隣接する霊山を越すと、道がワインディング。 しかも、細い一車線なので注意を要したが、一時間ほどで相馬市に到着した。 

 この辺りは、桃と梨の産地とか。 だが、初めての土地なので緊張したのだろう、脇見運転する余裕はなかった。 相馬市から南相馬市へ。 途中、コンビニでの昼食を含み、ぐるぐると運転すること約3時間。 なれない土地では土地勘ある案内人が必要、と実感したドライブでもあった。 相馬から南相馬、浪江市に向かうほど、閉めきった人家が多くなる気配。 ただ、南相馬市からはナビを無視、農道にもまぎれたので、車を止められることはなかった。 
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